百田尚樹「鋼のメンタル」感想。~悪口のススメ~
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昨日読み終わった
百田尚樹さんの「鋼のメンタル」。
強烈にメンタルが強くなりたい!と思ったわけではありませんが、
何かと問題発言で騒ぎになってるので、ちょっと興味があった。
ちなみに百田さんが何したのか詳しくは知らず、本編でも「大放言」読んでねって感じだったので、にわか感覚で読んでます。
では、感想。
百田さんの自己紹介
この本は「鋼のメンタル」を確立するためのノウハウものではなく、おおよそ百田尚樹さんという人間についての自己紹介といった感じでした。
百田さんの子供の時からの「思ったことはすぐ口に出す」クセが基本となり、
それによって非難され、落ち込んでしまうところを
考え方でカバーしているので、たぶん怒られることにだいぶ慣れてるんだと思います。
なので、この本を読む人は「傷つきたくないので言いたいことを言えない」人たちだと思うので、(ぼくもそう。)
そもそも経験値が段違いです。
ぼくらは「どうすれば吹っ切れられるか」を知り、実際に言葉にしてしまう
ってやれば、メンタルも鍛えられるんじゃないでしょうか。
本当に言いたいことを言う事に慣れていないと、
けんかになったとき怖気づいて相手に押されっぱなしって情けない結果を生むので、
そういった緊急時に力を発揮するためにも、鋼のメンタルで心のブレーキを外しちゃいましょう。
へらへら笑うんじゃねえ!
百田さんは心のこもってない「へらへら笑い」が大嫌いと書いてましたが、
ぼく「へらへら笑い使い」です。
へらへら笑う人は自信がない人。
これは確かにそうです。
クセのようなもので、サービス精神から初めて身についてしまったのですが、
なんでも笑うってウソはバレてるんですね。
思い返してみればもはやいつもふざけてる友達には返事がへらへら笑いだったり。
そんでいい顔されるかって言うと、そうでもない。
嫌われなくれも尊敬もされないでしょうね。
もはやクセが行き過ぎて「お箸が転んでもおかしい年ごろの娘」みたいになんでもおかしく思えて笑ってしまいますが、
考えてみるとクソつまんないことで笑っていたので、笑いの安売りはもうやめよう。
「悪口を言おう」と書いてあるけど異論を唱える!
ストレスがたまったときは悪口を言おう。
長生きするジイさんバアさんはみんな悪口大好き。
と。
悪口言わない人は
偽善者か、鈍い人
って感じでした。
ぼくは最近「悪口言わないぞ!」
と決めていましたので、こういったことは反論したくなる。
あと偽善者って思われたくない!!!!!!!!(ふつーの人でいい)
まあ、悪口に鈍いひとはそれはそれでハッピーなので、いいですが、
ぼくはあまり悪口言ってその時は気持ちよくても後から「言い過ぎて嫌われてないか」「こんなこといってぼくは人間としてどうなんだ」
と思うので、悪口向いてないのかもしれませんが、
悪口言って長生きして楽しいか!?
と1つ思います。
楽しい人はそうなんでしょうね。僕は違います。
で、本題はこっちの方で、
悪口言うなら言うで、気持ちのいいしゃべりをしてくれ、と。
共通の悪口でも、聞いてる側が嫌になってくる悪口あるじゃないですか。
「ファミレスのバイトしててクソババアがクソイラつく声でやってきてマジ腹立つわ」
みたいな、「クソ」「ババア」みたいに、罵倒用語連発のやつ。
聞いてる側はストレスです。
ストレス発散にストレスためてどーすんの。
そういう友達がいればさらりと逃げましょう。
そして、別にそこまで汚い言葉を使わなくても悪口は言えます。
たぶん百田さんも言ってた「悪口が芸になる」っていうのはこれも当てはまると思う。
それは
「嫌いな奴の嫌いなところだけをおかしく話す」
手法。
べつに誰かを罵倒しなくたって、
悪口仲間は自分のストレスになってる原因を仲間と共有したがってますから、
「俺もそこおかしいと思ってた」っていう表明があればいいんです。
偽善者だと言われるのは
「お前、”悪口言うな”って善人ぶりやがって俺のことは見捨てやがった」
って思われるからです。
で、どうすればおかしく話せるかは、
それを
悪口でなく笑い話の一種
としてしまうことです。
文句言う相手をなにかマンガのキャラに例えたり、セルフツッコミするなり、
エピソードトークのように悪口で笑いをとればいいんです。
文じゃ伝わりきりませんけど…
最悪本人が目の前にいてもその話できるくらい完成された話であればそれは悪口と笑い話と二つの面を持ったすばらしい話になるわけです。
これはもはやトークの達人レベルですが、そこまでしてくれないと悪口って不快なものなんですよ。
あら、トークの達人になれそうな本が…
まとめ
中身はしょってますが、
「プライドと恐怖を捨てて当たって砕けよう」
って感じです。超要約すれば。
あとはよく炎上する人がどうメンタルを保っているのか、知れてよかったです。
ではでは