得するユーモア、損するユーモアー自分のギャグで自分を不幸にするという笑えない話
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ネットで「ユーモアには4つの種類がある」という話を知ったのでこのブログでも取り上げてみようと思います。
なんでもユーモアの種類によって不幸になるパターンが存在するのだとか。
笑うのは健康に良いとよくいいますが、逆に自分のギャグで自滅するパターンはあまり知られていないと思います。
参考ブログに自分のユーモアタイプの診断もあるので、試してみてください。
この話、『ユーモア心理学ハンドブック』という本に書いてあるらしいんですが、
定価5400円ぐらいします。高い!
ユーモア4種類
1.親和的ユーモア(affiliative humor)
→人を楽しませるためや関係を深めるため、人間関係の緊張を軽くするために、ユーモアを使う2.自己高揚的ユーモア(self-enhancing humor)
→他人とうまくいっていないときにも、人生に対してユーモアのある見通しを維持したり、人生の不調和をおもしろがったり、ストレスや災難に直面してもユーモラスな展望を維持する3.攻撃的ユーモア(aggressive humor)
→皮肉、からかい、あざけり、あざ笑い、けなすなどのように人を非難したり支配したりするためにユーモアを用いる4.自虐的ユーモア(self-defeating humor)
→自嘲的にユーモアを過度に用いたり、自分がからかわれ、けなされることで他者と一緒に笑ったりするなど、自分を犠牲にして人の注意と承認を得る試みとしてユーモアを使う
ユーモアには以上の4種類があるようです。
それぞれの利点やデメリットは
- 親和的ユーモア:友だち多め。自尊心や幸福度もかなり高めで、感情的に安定しており、社会にもよくなじむ。鬱傾向にはなりにくく、ビッグファイブでいうと外向性と開放性が高め。
- 自己高揚的ユーモア:鬱や不安傾向はかなり少なめ。創造性が高くてストレスにも強い。自信、楽観性、幸福度はいずれも高め。ビッグファイブでは外向性と開放性が高く、神経症傾向は低め。
- 攻撃的ユーモア:ビッグファイブの神経症傾向がかなり高め。いっぽうで調和性と誠実性がかなり低く、不安を隠すために攻撃的な冗談に走る傾向がみてとれる。
- 自己卑下的ユーモア:こちらも神経症傾向がかなり高く、調和性と誠実性は低め。自信や幸福度は低く、鬱や不安症にもなりやすい。
ということで、親和的ユーモアと自己高揚的ユーモアがよくて、攻撃的ユーモアと自己卑下的ユーモアがだめなやつですね。
攻撃的ユーモアの「不安を隠すために攻撃的な冗談に走る」というのはグサリと来る言葉です。
かなり心当たりがありますし、周りにもそういう人います。
「なんか今日冗談きついな」ってときは不安の表れを疑ってみるとよさようですね。自他ともに。
また、攻撃的ユーモアと自己卑下的ユーモアには正の相関があるらしく、どちらか一方をよく使っているのであれば、また片方もよく使っているみたいです。
たしかに、自虐ネタよく使いますし、不安を隠すために自虐に走ることもあります。
このユーモア4つ、どれを日々使っているかってのは以下のサイトからチェックできます。
結果を踏まえつつ対策を考えていく
ここからは僕の診断の結果を踏まえつつ、それぞれのユーモアに対して感想を書いたり対策を考えたりしていきます。
結果が悪くても、悪いユーモアを控えていいユーモアを心がけたら改善するみたいなのでまだ救いはあります。
点数の平均は見やすいように四捨五入してあるので、正確な数値は上のリンクから参照してください。
親和的ユーモア
点数:平均47に対し点数47!
まぁ、一般的という。
親和的ユーモアは簡単に言うと誰も傷つけないタイプのネタです。
芸能人でいうと「博多華丸・大吉」さんが参考になります。
まぁ傷つけないだけで何かしらを対象にとって笑いにするのでそこは勘違いしないところ。
あとはオヤジギャグや変顔もいい。
自己高揚的ユーモア
点数:平均38に対し点数27!
点数低っ!
まぁ自己高揚的ユーモアの説明を聞いてもピンとこなかったのでそういうことなんでしょう。
たぶん普段は困難に直面すると自己卑下的ユーモアの方を思いついているような気がします。
「オデッセイ」の主人公が自己高揚的ユーモアの塊だとの話もあったので、早速観てみたらたしかにそうでした。
ハードな課題をユーモアとともに乗り越えていく様はかっこよかったです。
他にもこういう教材になるものがないかと気になる反面、個人的に自己高揚的ユーモアが好みでない気がするので、そこらへんも改善できたらと思います。
自己高揚的ユーモアは女子にモテるらしく、問題解決能力も上がるみたいなのでなんとしてでもモノにしたい!
このユーモアは別に自分をネタにしないわけじゃなくて、自分をネタに使うけど自分の立場までは下げません。そういうところが自己卑下的ユーモアと違うところになります。
攻撃的ユーモア
点数:平均32に対し点数37!
やはり平均より高かった。
多分ネットのマウント的なジョーク(要は人を馬鹿にし笑いものにする書き込み)をよく見る人はこの傾向が強いと思います。
やはりなんといっても気をつけたいのが「調和性」と「誠実性」が低くなるところ。
人と仲良くなるための冗談で調和が取れなくなって不仲になるなんてそれこそ冗談だろって話なんで気をつけるようにしたいと思います。
こちらは比較的かんたんに封じることはできるでしょう。
自己卑下的ユーモア
http://www.imdb.com/title/tt5300736/mediaviewer/rm3919592448
点数:平均28に対し点数34!
平均点より抜きん出て高かったのはこれだけでした。
自己卑下的ユーモアとはようは自虐ネタってわけでして、この点数が高いってのはどんだけ自虐してるんだと。ほら、また自虐的になってしまった。
自己高揚的ユーモアと違う点は向こうが「状況を前向きに捉えるユーモア」なのに対しこちらは「自分がピエロであるようなネタ」をするってのがわかりやすいんじゃないかな。
ピエロを演じてはいるけど心は泣いてるんだぜっていう。(実際ピエロのメイクにも涙が描かれてる。画像検索して気づいた笑)
このピエロ癖をどうにかしないとやがて自信や幸福度が下がって、鬱や不安症にもなりやすくなります。
まとめ
というわけで4つのユーモアパターンとそれぞれの対策とか感想でした。
「親和的ユーモア」と「自己高揚的ユーモア」を高める方法は今の所「博多華丸・大吉が出ている番組を見る」「ポジティブギャグを好きになる」ぐらいしか思いつかないんですが、いい方法や参考になる人や動画があれば改めて紹介しようと思います。