道徳なんて社会で役立たず?書籍『的中する生き方』感想

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道徳ってあるじゃないですか。道徳。

小学中学のとき習ってたときは、他の授業より楽だったので嫌いでは無かったですが、、

内容はほとんど覚えていません。

 

なので、世間で

「道徳なんて社会にでても役に立たない!」

といった意見に、反発もなく

「そうだよなぁ」

と賛同していました。

少し前までは。

 

最近になって『引き寄せの法則』を知って、

「あっ、頭で悪いこと考えちゃいけないんだ!」と知り、

引き寄せに関連した情報を仕入れるうち、自然と道徳の大切さを分かってきたと思います。

 

なので、今は「道徳も大切だよ」と思ってますが、

例えば引き寄せ系の話を、誰かに教えてみようとする時には、

「でも、話が道徳的かな…」

と躊躇します。

ぼくの認識が変わっても、世間ではまだ

反道徳が実体験に基づいた形で根強くありますから。

 

それで、この間見つけたのが、この

 


的中する生き方 [ アルボムッレ・スマナサ-ラ ]

 

『的中する生き方』です。

仏教の本ですね。

この本には、

「なぜ人々が道徳を嫌うか?」

「そもそも道徳とは何か?」

「道徳を守るにはどうすればいいか?」

「道徳を守るとどんなに良いことがあるか?」

等などが書かれています。

 

なので、この本を読めば、

「あぁ!君、道徳キライなんだね!でも、キライな理由はこういうことでしょ?」

と反道徳精神を説得することができます。

 

では、前置きが長くなりましたが、読書感想を書いていきます。

 

道徳が嫌いになる原因は説教するヤツだ!!

みんなが道徳をキライになる理由。単純でした。

それは、

 

「言ってるやつが守ってない」

 

道徳を教えてる側が道徳を守ってないんです。

先生方だって、ウソをついたり、悪口言ったりしてるんですよ。

んで、道徳教えるわけだから、

「私は道徳守んないけど、お前らは守れよ!」

という思いが、態度等で表れてるんです。

ダメですよねー

 

なので、まずは学校の先生であるにかかわらず、

まず自分が道徳を身に着けないといけません。

自分ができるようになってから、人におしえることができる。

スポーツなんかと一緒ですね。

道徳とは何か?

で、道徳って何ですかというと、以下に書く10悪をやらないってことです。

  1. 殺生(生き物を殺すこと)
  2. 偸盗(チュウトウ)(必要以上に物を受け取ること)
  3. 邪淫(不正に快楽を求める事)
  4. 妄語(人をだまして得をしようとする行い)
  5. 両舌(リョウゼツ)(噂話をする)
  6. 綺語(キゴ)(無駄話をする)
  7. 麁悪後(ソアクゴ)(悪口を言う事)
  8. 瞋恚(シン二)(心の妄想で怒る事)
  9. 貪欲(トンヨク)(心の妄想で欲を出すこと)
  10. 邪見(理性的でない見解を持つこと)

下に行くにつれて罪が重くなっていくらしいです。

 

殺人より悪口のが罪が大きい???と思いますが、

「この世で罰を受けやすいか」「数的に規模が大きいか」「やめるのが簡単か」との

総合点でこうなるようです。

 

心で犯す罪>口で言う罪>身体を使う罪

 

これを見てみると、「自分は道徳守ってるのに・・・」って人も、意外とそうでないのかもしれないですね。

結局は、「悪事しようと思わない!」「思っても行動に移さない!」って事でしょうか。

 

これは仏教の考えなので、「無駄話くらいさせろ!!!」って言うなら、それで構わないと思います。

ぼくも綺語のあたりは疑問なんで。

 

道徳を守ってれば、道徳が自分を守ってくれる。

道徳を守ってたら、

つまらない人間になるのではないか、無駄話もしないで頭が活性化されるのか?

と思いますが。

道徳を守ることによって、頭が回転するようになるといいます。

また、気づき、ひらめき、インスピレーションが訪れるようになると。

 

このことを「智慧(ちえ)」

と言い、これと道徳とは密接な関係があるといいます。

 

道徳を守っていると、「これは罪だ!」「これはエゴだ!」と

自分で気付かなければいけません。

そのためには智慧が必要です。

 

なので、道徳と知恵は相互関係で、道徳を守っていると智慧がついてくるし、智慧がついてくると、道徳も守れるようになると。

 

 

たいてい世の中で失脚や失敗をする人は、道徳を守らないが原因でそうなっています。

文春砲のターゲットになった方々から、韓国の大統領スキャンダルから色々…

逆に、道徳を守っている立派な人はそうかんたんにつぶせません。

アメリカのビル・クリントン元大統領は異性問題がありましたが、政治の道徳はしっかりと守っていたので、完全につぶされなかったのです。

 

つまりは、道徳を守れば智慧もつくし、道徳に守られるとこにもなるというわけです。

 

この道徳の話は仏教限定?

ぼくは、一連の話を「仏教」というくくりで話しましたが、この本には

 

「道徳は1つの宗教が独占できるものじゃない」

「道徳を独占しようとすること自体が道徳違反だ」

 

といっています。

 

しかし、その道徳は、仏教ブッダやお釈迦様の教えがもとになっていると感じたので、

こういう書き方にさせていただきました。

 

ぼく個人としては、高額セミナー勧誘で提供される無料有有益情報みたいな感じで、

道徳のところは知識としてみんなが知るべきことで、さらに深く学びたい人が仏教に入ればいいんじゃないでしょうか

と思ってます。

個人的にですよ。

 

この本を読んで、

「おおー!仏教の考え方おもしろいなー!」

と思いましたが、

 


ブッダのユーモア活性術 [ アルボムッレ・スマナサーラ ]

 

このアルボムッレ・マスナサーラ『ブッダのユーモア活用術』を読んだら

「ん?」

と思う教えも出てきたので、

今のところは2/3ぐらいを信じようと思います。

 

 

 最後に

この本で、道徳とは何か、なぜ道徳が嫌われるか分かってよかったです。

 わかったからには、実践して身に着けて、道徳を説得力持って教えられるようになれると良いです。

 

自分的には、「やってはいけないことをしない」よりも、「やってもいいこと」

の方が覚えやすいので、10悪を10善に変えてみたりしてみようと思います。

 

道徳に興味ない人にも是非読んでもらいたいです。

 

ではでは