【読書】8割の人は自分の声が嫌い 自分の本当の声を見つける方法 ~心に届く声 伝わる声~【感想】

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今日は、「8割の人は自分の声が嫌い」という本を読みました。


以前から自分の声に悩んでいたのですが、
結論から言うと…

 

めちゃめちゃいい本でした!!!!!

自分の声の悩みを解決する新情報が次々と出てくる。
読書ノート3ページも使いましたよ。
普段は1ページなのに。

 

書ける内容が多すぎるのですが、今回は基本的なところだけ書きます!

※「自分の声」とは、普段話してる時に聞く「骨伝導で聞こえる自分の声」ではなくい、「空気振動による自分の声」です。そして、実際の自分の声は後者の「空気振動による自分の声」です。

 

声にはその人のすべてが表れる

人の声にはその人のすべてが表れます。

「この人実は体調悪いな」
「電話の向こうにいる人は体格のいい人だろう」
「こんなにハキハキ話しているけど実際はとても緊張している」
「うまいこと言ってるけどこの人は僕に嘘を付いている」

この本の著者山崎広子さんは、電話の向こうにいる人の体格、身長、顔つきまで判別でき、国会中継を見るとどの人が嘘を付いている、とか、あの人は実は病気というのが声の調子でわかるそうです。

 

僕らはそこまでの能力はないにしても、日々の生活の中でなんとなく声の調子でその人がいつもと違う、なにかヘン、ということには気が付きます。

 

そして、声とはそうした情報が生まれてからずっと蓄積されているのですから、
声は人生を記録し続けるレコーダーとも言えます。

 

声は体調も、体格も表します。
それなら性格も表すのでは?

 

そう、その通りです。
そして、その特徴が自分の声が嫌いな原因になっているのです。

自分の声が嫌い!の理由

この本の題名の通り、日本人の8割は自分の声が嫌いです。
「自分の声がわからない」と答えた人に、録音したその人の声を聞かせたところ嫌悪感を示したので、実際は9割の日本人が自分の声が嫌いなのです。
ちなみに海外、特にアメリカでは声の持つ力をとても重視している国であるので、「自分の声が嫌い」という人は少ないでしょう。なにせ声を武器にしている国ですから。

 

そして、なぜ自分の声が嫌いかというと、

  1. 声の中に「自分が嫌っている自分の本質」が表れるから
  2. 声が「本当の自分のものではない」と感じるから

です。

特に1の理由は、わかりやすくもつらい事実です。
普段は録音した自分の声を聞かないですから気付きませんが、録音レコーダー越しに聞こえる自分の声は、「自信のなさ」「作った声」「上から目線だ」「興奮している」すべて読み取れます。
そして、それが恥ずかしくてたまりません。
「自分はこんな声で話していたのか!」「こんなの自分の声じゃない!」と思っても仕方ありません。その理由が次の項目です。

そもそも自分の声を知らない

「これが私の声だ!」そう言い切れる声を今すぐ出せますか?

僕らが普段話す声、実際は本来の声(地声)ではありません。
声を作る要素は

生まれ持った声帯等の素質20%+後天的な発音のクセ&声を出すときの心身の状態80%

で、できています。

つまり、過去の色々な体験が積もり積もっていまの声を作っています。
先の「声は人生の記録レコーダー」に当てはまります。

話がそれますが、日本の女性は小学6年生の時点で約6割、中学3年生時点で約9割が「よそ行きの声(カーチャンの電話の声)」を身につけているそうです。

 

そんな環境にいれば、自分の声がわからなくなるのもうなずけますね。(男子の場合は大きな声をだせと漠然とした指導により混乱をきたします)

 

真実を語る声を探す=自分探し

声はその人を表します。
つまり、自分の声を知ることは、自分自身を知ることにもつながります。
そうでしょう?声を偽って(装って)いるときは自分自身も偽っているのですから。

 

大学生であると「自分とは何だろう?」と漠然と考えますが、答えは身近にありました。
自分の声です。
自分の声を見つけなくてはいけません。

 

やり方は簡単です。

 

1日30分自分の声を録音した後、それを聞く

これだけ。

 

できれば朝した方がいいでしょう。
朝、顔を洗うように、
朝、身支度を整えるように、
朝、声を整えましょう。

 

その日朝一番の声を聞けば、
「すこし昨日の疲れが残っているな」
「今日、プレゼンあるから緊張しているな」
と、声の調子で判別することができます。

 

そして、それを毎日続けていったなか、「この声良いな」と思える声を見つけたら、それをマネします。
それが真実を語る自分の声です。

その自分の声を何度も聞いて覚えれば、
おめでとう!晴れて自分の声、そして自分自身を見つけることができました!

ここまでくれば、どんな場所にいようとも自分自身でいられます。
発する声が自分自身なのですから。

 

まとめ 自分の声を見つけよう

どうでしたか?

  • 自分の声が嫌いなのは自分の本質が声に表れているから
  • しかし、そもそも自分の声というものをみんな知らない
  • 1日30分、自分の声を聞いて整える
  • 良い!と思った声、それが自分の声。何度も聞いて身につけよう。

だいぶ書いてしまいまいましたが、まだまだ知られざる声の秘密がこの本で語られています。
声探しのトレーニングだって、「どうして自分の声を聞くとことが効果あるのか?」まで本書では書かれています。

日常でつかえる声の小ワザが11個も載ってますし。

 

「自分の声が嫌いだ…」
「カラオケ上手くなりたい...」
「声ってそもそも何なのだろう?」
「声ってそんなに大事なものなのか?」

そう思う方にぜひ読んで欲しい本です。
いや、日本人全員に読んで欲しいですけど(笑

 

自分の声を見つけて、良い人生を送りましょう!

 

ではでは!

 

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