4つの記憶の段階~ 出口汪の「最強!」の記憶術: 脳科学による世界一無理のない勉強法 ~

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どうも、さかせです。

今日は「出口汪の「最強!」の記憶術: 脳科学による世界一無理のない勉強法」を読んだ感想を書いていきます。

 

特に「ファミリア」「リコグニション」「リコール」「オートマチック」という4つの記憶の段階が面白かったので、それを紹介していきます。

ファミリア

ファミリアは日本語で「親近感」と訳せる英語で、記憶の段階としては一番定着していない段階です。

どれくらいの定着度かというと、

「あ~なんか聞いたことあるけど思い出せない・・・!」

といった、親しみがあるだけでまったく覚えられていない状態です。

 

この段階にある記憶の情報は「知らない」に等しいもので、勉強するなら一からやり直しレベルです。

なので復習を怠らず、このレベルに戻ることだけは注意しましょう。

リコグニション

リコグニションは「見分ける」段階で、どんな感じかというと、

選択肢を与えられれば答えられる

レベルです。

 

つまり自分の頭の中だけでは思い出すことができません。

ファミリアの段階に落とさないためにも、記憶はこのレベルに最小限とどめておき、次のリコールの段階へと記憶を定着させていきます。

 

僕らがよくテスト前に口に出す「次のテスト選択肢があればイケルわ」というセリフは、つまり「次のテストはきっかけがないと思い出せないレベルの勉強しかしてないわ」という意味になります。
恥ずかし~~~~!!!!

リコール

リコールは「再生」の意味で、リコグニションと違って何のきっかけもなく頭の中で思い出せる記憶定着度です。

日本史とか地理とか、暗記系のものはこのレベルでも十分にテストに対応できるでしょう。

 

この本ではリコールの段階でも「何回か復習をやってリコグニションからリコールの段階に記憶定着度を上げる(そして応用までできるオートマチックまでレベルアップ)」というスタンスですが、
ただの暗記系でいいなら「関連付け法」「場所法」でも対応できるのではないかと僕は思います。

英単語は対応できないかもしれないですが、ただの暗記ものならその他の記憶術でいけるだろうと信じて、僕はそっちの方法を試してみようと思います。(うまくいけばかなり時間短縮になります。)

 

 

 

オートマチック

オートマチックは「自動」、というのは何となくわかりますね。

この段階では「お箸を持つ」「自転車を漕ぐ」といった具合の、わざわざ思考を巡らせなくても思い出せるレベルです。

 

これは数学みたいに応用のある分野に必要な定着度です。
なので、別にそこまで深く追求する必要がないものはやはりリコールレベルにとどめておいて、負担を軽減させましょう。

 

この段階では論理的な解釈が必要となり、この本が目指す最終地点はこの論理的に考えられるレベルです。

 

オートマチックレベルにまで到達するためには4~5回の復習が必要になりますが、その分一生使える武器にもなりますね。

まとめ

記憶定着の段階という視点は初めて知りましたね。

今までは「何となく知ってる」知識をいっぱい持っていればいいものだと思ってましたが、全くの的外れでした。

 

この本ではこのほかにも「記憶の減り方」や「復習のタイミング」など、ほかにもさまざまに役立つ情報が載ってるので、ぜひ読んでみてください。

 

ではでは