結果よりも過程!マニュアル化とビジュアライゼーションでやる気をアップさせ素早く作業にとりかかる方法
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どうも、さかせです。
今回は「マニュアル化とビジュアライゼーションで素早く作業にとりかかる方法」について話していきます。
こんな経験はないでしょうか?
「勉強に取り掛かったとたんスマホがさわりたくなる…」
「家に帰ったら筋トレするぞ!と思ってたのに、いざその時になるとついテレビを観てしまう…」
「成功している自分をイメージしているのに本番では思い通りに行かない…」
こうしたことが続くとまるで自分は意志力の弱いダメな人間だと思ってしまいますが、実は違います。
実際は意思力ではなく、戦略がいけなかったのです。
ここでは自分の行動と想像力を使ってある事をすることで、これまでとはウソみたいに行動力のある人間になる方法をお教えします。
やるべきことはものすごく簡単ですが、実践しないと意味がありません。
読み終わったらぜひ試してみてください。
プロセスを明確化する
まず第一にやる事は、プロセス(過程)を明確化しておくことです。
プロセスの明確化?何やら難しそうですが、やってみると実は簡単。
集中力や意志力を必要とする作業の過程を一から紙に書きだしていくのです。
例としてブログを書くプロセスを明確化してみましょう。
- pcの電源ボタンを押して起動させる
- デスクトップからGoogleChromeを開く
- デスクトップからEvernoteを開く
- GoogleChromeのブックマークツールバーから「ブログ記事編集」のページを開く
- タイトルを入力する
- 目次を挿入する
- 見出しを書き出していく
- Evernoteの下書きを見ながら書ける部分から書き出していく・・・・
重要なのは、「こんな分かりきったことまで書く!?」というところまで細分化することです。
自分だけじゃなく他人がみても同じ行動ができるくらい細分化。つまりはマニュアル化するのです。
誘惑に負けなくなる
マニュアル化するメリットはいったい何でしょう?
それは「誘惑に負けなくなる」事です。
ではなぜ、人は誘惑に負けてしまうのでしょうか?
答えは意志力が弱いからではありません。
誘惑は行動が具体的に分かっているからです。
例をあげましょう。ついブログを書いている最中にスマホで動画を観たくなったとします。
そういう時は
「スマホの電源を入れる→YouTubeのアプリを見つける→トップページに出てくる猫の動画を開く→イヤホンを挿して耳に装着する」
の作業をほとんど無意識でスマホで操作することができます。
これがゲームをやりたいとなったらもっと単純になります。
誘惑に打ち勝つためにはこれからやりたい行動のプロセスも具体的にしておく必要があります。
ですが、多くの人は大事な作業に限ってやるべき事が良く分かっていない状況にあるのです。
それでいともたやすく誘惑に負けてしまい、それを意志力のせいだと思って落ち込んでしまうのです。
やる気がないのは行動の具体性が足りないからです。
既に誘惑に打ち勝ちながら適切に行動する方法はみつかっています。
まずは紙に書くところから始めてみましょう。
マニュアル化は悪いことじゃない
行動をマニュアル化する、という言葉の響きに抵抗感を覚える方がいるかもしれません。
「マニュアル化したら思考停止していい結果が出せないだろう」と。
マニュアル化の目的は「行動の敷居を低くすること」です。素早く作業に取りかかることです。
なので、一度作業に取り掛かればあとは工夫して行動していけばいいのです。
過程はマニュアル化、行動は工夫しながら、を意識しましょう。
プロセスをビジュアライゼーションする
引き寄せの法則系の自己啓発では「いい結果をイメージしよう!」とよく言われています。
それは本当のことなんでしょうか?
1999年にカリフォルニア大学がある実験を行いました。
試験を控えた学生を二つのグループに分け、テストまでの期間中
「テストでいい点がとれるビジュアライゼーションしてもらうグループ」と
「テストまでの過程(勉強の計画など)をビジュアライゼーションしてもらうグループ」
を作り、テストに臨んでもらいました。
つまり「結果をイメージしたグループ」と「過程をイメージしたグループ」のテスト対決です。
どちらが勝利したのでしょう?
結果は「テストまでの過程をビジュアライゼーションしたグループ」の勝利です。
結果をイメージしたグループは負けました。
引き寄せの法則は「いい結果をイメージせよ」といいますが、
実は結果をイメージするのには2つのデメリットがあったのです。
まず一つめは「脳が満足してしまうこと」。
脳は想像と現実の区別がつきません。
するとなんと、「テストでいい点が取れている自分」をイメージすると脳がいい点をすでに取ったと勘違いして満足してしまうのです。
脳は省エネ精神でさぼり癖があります。
なのですでにいい点を取ったテスト(イメージの中で)の勉強なんてしたくないのです。
その結果、やる気もモチベーションも下がってしまうのです。
もう一つのデメリットは「不安になること」。
もし、テストでいい点を取る姿をイメージしたとしましょう。
想像の中の自分は笑顔で答案用紙を手に持っているでしょう。
しかし、現実の結果が散々だったらどうですか?
おもいっきり恥ずかしいですよね。
そういった思いから「本当にテストでいい点が取れるだろうか?」「これで悪い点数を取ったら最悪だ」と不安になり、テスト勉強に集中できなくなってしまったのです。
過程をビジュアライゼーションするメリット
過程をビジュアライゼーションすると行動、プロセスに焦点がいくようになります。
そのため、「これから何をするべきか」が明確になり、素早い行動につながります。
それで、勉強に対する集中力も上がったのです。
また「結果をイメージしたグループ」とは違い、過程を意識することで不安感が減ったということも確認されています。
ということは、先ほどの「プロセスを細分化する」に加えて、日ごろから「過程をイメージ」するようにすれば、成果が上がりやすくなることがわかります。
まとめ
僕たちは普段から結果に焦点をあてがちになっています。
「今日は〇ページ勉強するぞ!」と思って自分が勉強している姿を思い浮かべたり、「帰ったら筋トレするぞ!」と思って自分が筋トレしている姿を思い浮かべたりするのは違和感のない当たり前のことでしょう。
しかし、それだと脳は満足してしまって行動に移せなくなるのはさきほど話したとおり。
いざその時が来るとスマホをいじったりテレビを観たくなったりするのはその想像が原因なのです。
ですから、あらかじめ「やるべきこと」のプロセスを細分化して、その過程を普段からイメージするようにしたほうがいいです。
プロセスをいつでも暗唱できるぐらい覚えたら完璧でしょう。
参考