『ウォーオブブレインズ』サービス終了!これまでの経緯とウォーブレの魅力について
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ウォーオブブレインズのサービス終了が決定いたしました。
僕のブログでも何回か取り上げたゲームなのでかなりショックです。
しかし最近はあまりプレイしていないこともあり、一部「とうとう来たか」という気持ちもあります。
今後のサービス終了までの流れは以下の通りです。
【重要:サービス終了のお知らせ】いつもご愛顧頂き誠にありがとうございます。誠に勝手ながら『WAR OF BRAINS』は7月13日リリース予定の第6弾B3を最後にカード追加を伴う拡張パックのアップデートは行わず、9月27日を持ってサービスを終了させていただきます。
— 【公式】WAR OF BRAINS (@wob_ocg) 2018年7月5日
詳細はこちらhttps://t.co/0sudutvI9b pic.twitter.com/U1fEE6ZkCZ
株主総会でかなり怪しかった
この質問に小島社長からは、誤解させて申し訳ない、成長の基盤として従来の玩具を強化していくが、デジタルの分野を切り捨てるわけではない。ゾイドの対戦ゲームは対戦方式の複雑さなどもあって受け入れられなかったが、代わりに玩具と合わせて使う新しいアプリを用意したりとやっている。
— kassoro (@kas_soro) 2018年6月27日
以上です。デジタルゲームはサービスが終わると買ったものが使えなくなるので、続けて大丈夫なのか不安になる。今後の展開などもできるだけ説明してほしいとも伝えました。
— kassoro (@kas_soro) 2018年6月27日
ウォーブレそのものの今後に関してどうなるかについては言及されませんでした。はっきりと言える感じではないので仕方なしか。
Twitterの情報によるとタカラトミーにおけるウォーブレの立ち位置はこんな感じでした。
もうしばらく続くのかなと思いましたが、予想に反してはやくにサービス終了となりましたね。
開発陣によるウォーブレの現状について
現状のウォーブレを続けていくのは断崖絶壁で人を橋にしてその上で踊り続けるようなもの(アプリの基盤が脆くて新規能力の実装が非常に難しい)そういった意味で、次の弾でSTOPをかけたのは英断だと思います。今まで楽しんでくれた方々に多大なる感謝。次回作があるかはわからない。が、期待して待とう
— Takimura Kazuyuki (@kozoukun2) 2018年7月5日
タキニキはカードのデザインに携わっていた人です。
このツイートを見て思うのは「やはりアプリとしての基礎がダメだったか」ということです。
ウォーブレはサービスが開始されたころから、かなりのバグがありました、
1ターン目に特定のユニットを出すとバグる等、ゲームにならないレベルのものも存在しました。
このころにアプリ開発をやっていたのはエピックスで、あまりにもバグが酷かったため、2018年の2月ごろに開発が変更になりました。
そのあと今日まで、多少のバグはありつつもかなりゲームとして遊べるようになってきました。
しかし、もともとのアプリの基盤が脆かったため、これ以上改善するより撤退の道を選んだのでしょう。
サントラが欲しい
ウォーブレの魅力はなんといっても最高レアリティ1つ1つに専用BGMがついていたことです。
分島花音さんや堀江晶太さんなど、かなり本気の入ったアーティスト陣が担当していました。
今のところサウンドトラックはイベントで配布されたぐらいで販売はされていないのですが、いい曲がかなりあるのでぜひ販売してほしいところです。
【ウォーブレ】Beyond The Destiny 【WAR_OF_BRAINS】
ウォーブレの魅力
ウォーブレには他のカードゲームにはない斬新なシステムがいくつもありました。
それをアプリ制作が背負いきれなかった感はありますが、とにかくウォーブレにしかない魅力というものは存在しました。
このブログでも散々取り扱ってきましたが、今回もいくつか取り上げていきます。
オーバーヒート
ウォーブレ民なら他DCGでもつい使いたくなるシステムオーバーヒート。
試合中に一回だけ自分のメモリ(マナ)を破壊することで、破壊した分のコストのユニットを追加召喚できるというものです。
これの何が魅力的だったかというと、相手のターンをまたがずにユニット同士のコンボに使うことができたからです。
「エモ×Σ」「アニー×アニー」「テンマ×絶望の使途イム」
といった具合に、相手に除去される前に大型ユニットでコンボをすることができました。
これは時にゲームのバランスを破壊することもありましたが、きちんとナーフや追加カードで対応され、ネタコンボが決めやすかったり盤面不利を覆すことができるなど、かなり面白いシステムでした。
ソウルバースト上限解放
ウォーブレではソウルバーストという、シャドウバースで言えばネクロマンスみたいなものが常時各リーダーについてました。
破壊されたユニット数に応じて各リーダーの特殊スキルがゲーム中一回だけ使えるという必殺技みたいなものです。
B1あたりから追加された上限解放という効果は、ソウルバーストがレベル3(上限)の時に上限解放のユニットを出すと、リーダ能力が変化するというものでした。
シャドウバースを引き合いに出して申し訳ないですが、シャドウバースではリーダー付与能力はデメリットなしで対策もされずにユニット(フォロワー)から付与されます。
しかし、ウォーブレの場合はゲーム中に一回しか使えないソウルバーストを使う必要があるので、
「ピンチの時に使ってしまうか、それとも上限解放のためにとっておくか」
という駆け引きが面白かったのです。
それもレベルを上限までためている必要があるので、後半になればなるほど使いたい手をぐっとこらえる必要があります。
これからもどんどん上限解放能力で面白い効果が出てくると思っていたので残念です。
ナーフ、バフ、追加カード
ゲームバランスを整えるときには「悪さをしているカードを下方修正(ナーフ)する」という処置がとられるのが一般的ですが、ウォーブレではこのほかにも
「弱いカードの上方修正(バフ)」
「追加カードで環境を変える」
という試みも行われていました。
ついこの間も6枚のカードが上方修正されたので、「弱いカードも救済する、なんていいカードゲームだ」と思ったばかりでした。
カードデザインはほんとによかったので(ラダー向けではなかったけど)悔しいですね。
カードごとのストーリーがかなり凝っている
ハースストーンやシャドウバースは既に存在するゲームのスピンオフのようにカードゲームとして存在していますが、ウォーブレは完全にアプリオリジナルのキャラクター達です。
しかし各国家ごとに凝ったストーリーが展開されていて、それも見どころの一部でした。
一番好きなのは「ドラン市長」と「ドクターテンマ」の関係で、お互いストーリーでは敵対しあってるんですけど、何故かカードとしての効果が相性いいんですよね。
この二人はユニオンという国家の物語に登場し、主人公はテンマに作られたプログレスの娘「イム」ですから、上の二人が黒幕としてつながってそうなのが怖くもワクワクしました。
それにドランを召喚したときに背後に誰かがいる演出があったのも何者かの存在を匂わせているようで、かなり興味をそそられました。
カードを召喚する演出でそのキャラの背景が見え隠れするのはあまり他のゲームでは見たことがなかったので、かなり気に入ってました。
次に追加されるカードたちでそこら辺の伏線を回収してほしいと思います。
最後に
少し前にデュエルエクスマキナが「カードの追加は今後行われない」として実質サービス終了みたいになってましたが、バトルは今後もできるようです。
ウォーブレはサービスが終了なので、かなり経営が厳しかったんでしょうね。
アプリ制作の体制が整ったらまた復活してほしいと思います。
約2年間、面白いカードゲームができました。
ウォーオブブレインズありがとう!
追記:おや?
ということでB3は「真新しい」カードは少ないですが、「はっちゃけている」カードは多いです。最後までお楽しみくだされ🤓
— Takimura Kazuyuki (@kozoukun2) 2018年7月5日
「はっちゃけている」カードとはどんなものでしょう?
カードとしての性能が?
キャラのストーリー的な要素から?
ネタ的な意味で?
最後の最後でこれはそそられますねぇ
残り3か月を楽しみましょう!