アニメ『中間管理職トネガワ』 川平慈英がナレーションの声なのはおかしい!?モヤモヤの原因を書き表してみた
スポンサーリンク
アニメ『トネガワ』はじまりましたね。
しかしナレーションに戸惑いの声もあるようです。
僕もかなり違和感を感じてモヤモヤしているので、すこしでもこれをやわらげるためにブログ記事にしました。
同じようにモヤモヤしている人にとって「そう!そういうところがモヤモヤの原因だよ!」と共感していただければ何よりです。
この記事ではかなり個人的な偏見や意見が散乱しているのでご了承ください。
- トネガワ原作既読済みか未読組か
- もともと面白いものに面白いものを足そうとするとつまらなくなる
- プロデューサー>川平慈英
- BGMも本編もやばくなかった?
- ギャグアニメを制作側が張り切ると地雷?
- カビラナレ変換ゲーム
- まとめ
トネガワ原作既読済みか未読組か
もっと具体的に言うと
「カイジをアニメで見たことがあり、トネガワをマンガで読んだことがある」人と
「カイジのアニメを見たことがない、あるいはトネガワをマンガで読んだことがない」人だとかなり印象が違ってくるのかなと思いまし。
カイジのアニメもトネガワの原作も知っている人は、当然立木文彦ナレーションで脳内再生されて漫画をよんでいるでしょうから、アニメの声に違和感が出てきます。
さらにアニメもみてマンガも読んでいればそれなりに思い入れがあるので、こうした違和感は無視できないでしょう。
それ以外の人にとっては、これはただのギャグアニメなのでナレーションが違うのは「細かいこと」としてスルーするんじゃないでしょうか。
普通に「川平慈英のしゃべり方がおもしろいw」という単純な理由で好感を持っているかもしれません。
そこのところが原作ファンとの違いですね。こっちは「たしかにしゃべり方が面白いけど求めてないんだよなぁ・・・」
といった具合です。
ちなみに漫画作者も原作ファンと似たような感じですね。
トネガワやハンチョウのネームを描く時、完全に脳内では立木さんの声で再生しながら書いているので、川平さんだと聞いた時は衝撃を受けました。 クゥ〜!
— 萩原天晴 (@hagitenten) 2018年7月3日
クゥ〜!
— 萩原天晴 (@hagitenten) 2018年7月4日
もともと面白いものに面白いものを足そうとするとつまらなくなる
トネガワって原作すごく面白いんですよ。
だから、その雰囲気のままアニメ化してほしかったんです。
今のアニメだと原作よりさらに笑いを取りに行こうとして逆に滑ってませんか?
もともと面白いものに面白さをプラスしようとすると白けてしまうんですよね。
サウスパーク大阪弁吹き替え版とかいい例です。
もともとトネガワが持っている面白さも半減しますし、、、
最初に川平ナレだとわかったときは、
「立木さんだとギャグ漫画としては重いナレーションになりそうだからギャグ向けの軽い声にしたのかな」
という考察をしました。
実際は笑いを取りに行く側面が強いようですね。
川平慈英が立木文彦のイントネーションでナレーションしたらそれっぽくなりそうと思いましたが、それだと川平慈英がやる必要ないし、プロのプライドもヘッタクレもないのでありえませんね。
プロデューサー>川平慈英
このナレーションは川平が悪いというよりもプロデューサーの福本作品に対するファンとの解釈違いが原因ですね。
ネット上でも「カビラのナレはひどいけど、原因はカビラを採用したプロデューサーだな」という意見もかなり見受けられました。
このプロデューサーは中谷敏夫という方です。
「魔人探偵ネウロ」「ハンターハンター」「寄生獣」を手掛けたときは原作改変が目立ち、原作ファンは悲しみに包まれました。
www34.atwiki.jp
ここに書いていることによると
「原作ファンという一部のファンのためにアニメをつくっているわけじゃない」という考えをお持ちのようです。
アニメ制作の裏側をしらない僕からすれば「原作ファン以外のファンって誰やねん」って感じですが、「これからファンになってくれる人」を獲得するには重要な考え方なのでしょう。
実際、僕は「寄生獣」に関してはアニメから入った口なんですが、寄生獣は原作を読んだことがなかったのでどこがおかしいかは全くわからなかったです。
アニメがきっかけで原作全部買い揃えたし、自分の中では文句なしでした。
つまり原作を知らない人にとってはこういうプロデューサーの意向が刺さるのかもしれません。
まぁ寄生獣はアニメと並行して買い足していったので記憶が上書きされている説が濃厚なんですが…
BGMも本編もやばくなかった?
じゃあ仮にナレーションが立木文彦だったとしましょう。
第一話で何をやったか?
-
カイジ本編の振り返り
-
黒服の仕事内容紹介
-
トネガワが黒服の名前を覚える
終わりっ!
1話にして内容がないよう薄すすぎます。
黒服のシーンもやたら長いし。
「川崎!何か言え!」
「山崎です」
のやり取りは原作にはなくてアニメではぶつ切りになりそうなオチを補強してくれてかなり良かったですが、それまでが微妙でしたね。
BGMが盛り上がりに欠けていたというか、シュールを狙っているのかなんなのかよくわからない感じでした。
シュールで勢いのあるギャグではBGMはシリアスというか真面目な音楽を流しておくのがベストだと思ってて、ゴールデンカムイはそこらへんいい感じでした。
ただトネガワでは最後らへんにギャグBGM思いっ切り使ってましたよね?
「本人たちは大真面目なのに端から見るとギャグ」というのはBGMが超重要なんですよね。
ジョジョ3部のホルホースとボインゴが慌てふためくシーンでもBGMがギャグパートのものになっていて緊迫感がなく最悪でした。
それを彷彿とさせます。(ちなみにアニメ化決定したジョジョ5部でも音楽担当は変わらない模様。不安。)
後内容に関していうと細かいことですがトネガワがキレた後の黒服たちの反応はいらなかったですね。
キレられた黒服たちがどんな反応や感情を抱いたのかがわからない状態で2話の企画会議に繋がるんですから。
トネガワの会長ご臨終ネタがウケないのも、黒服達がトネガワの激昂に萎縮してしまっているからであって、ボーリングで気分転換されてたら台無し。
こういう細かいところ、気になる人は気になりますからね。
まぁここにこだわったからといって売上に繋がらないことをわかってやってるのかもしれませんが。
ギャグアニメを制作側が張り切ると地雷?
切ったアニメのことは覚えていないんでかなりぼんやりした話になりますがすみません。
「制作陣が張り切ってるアニメって地雷多くないですか?」
とくにギャグアニメとかになると。
ポプテピピックみたいに成功している例もあるので、これはかなり勘に頼った話なんですが。
「OP,ED曲に豪華アーティスト!豪華な声優陣!あらかじめ決まった2クール!」
と謳われてるとかなり地雷ポイント高いです。
アニメ本編以外に予算が使われているほどなお怪しい。
それで「主人公の声優は○○!(合ってない)」とか原作を知っていると「ん?」と思うような施策がとられていたら、あなたの不安はかなりの確率で的中するでしょう。
まぁ自分のアイデンティティに影響を与えるほどの漫画でないなら
「アニメ失敗しても原作買うからええわ」って感じなんですけどね。
カビラナレ変換ゲーム
ここまで文句たらたら垂れてきましたから、付け焼き刃的に生産的なお話。
立木ナレが川平ナレになると雰囲気がだいぶ変わることがわかったので、立木ナレを聞いたら川平ナレに変換するゲームを提唱します。
「重圧な壁…!」
「重圧なカベェ…!」
「伊藤…カイジ…!」
「イトぅぅぅカイジイィィィィー!」
みたしな感じで脳内変換して遊びます。
オタク友達同士でカイジのナレーションをカビラがやったらネタで盛り上がってもよし。
暇なときやってみてください。
まとめ
ネットでは川平ナレに否定的な意見が多いですが、
制作からすればネタにはなるし話題としては十分。
財布の紐のゆるい層が売り上げに貢献してヒットっ…!
という未来もありえそうなのが怖いですね。
そうなったときの最悪の未来は
「トネガワにつづきハンチョウもアニメ化…!
ナレーションは好評につき川平慈英…!続行…!」
やめてくれ〜!
結局、原作は面白いので、どうしても我慢できない人はマンガのほうを買い集めて立木ナレを脳内再生しましょう。
アニメを見続けて川平ナレに慣れるのもありですが、結局慣れなかった場合マンガを読んでも川平ナレが現れるリスクがあるので、視聴を続ける人は気を付けてください。