行動できない自己啓発ループから抜け出す方法〜最大化人間と満足化人間〜

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自己啓発書って人によっては「意味の無いものだ」と言う人もいますし、自己啓発書に肯定的でも「最後に必要なのは行動だよ」と言います。

自己啓発書に否定的な意見があるのは実際にそれを読んでいるのに何も変化が起きてない人がいるからで、結局その人は「行動できていない」のでそんな結果になるのです。

ですから「(行動に現れてないから)自己啓発書は無意味」で、自己啓発側も「行動が大事」と言うわけです。

 

では、なぜ自己啓発書を読む人に限って行動出来ないのでしょうか?

僕は皮肉にも自己啓発書の中でこの答えを見つけました。

『残酷すぎる成功法則』の中に「最大化人間」と「満足化人間」についての話があります。

 

 

残酷すぎる成功法則  9割まちがえる「その常識」を科学する

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  • 作者: エリック・バーカー,橘玲,竹中てる実
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  • 発売日: 2017/10/25
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最大化人間とはすべての選択肢を吟味して一番最高のものを得ようとする人です。

 

満足化人間は自分の必要とする物を考え、そのニーズを満たすと思った最初のものを選択します。一番最高のものでなくてもそれで満足します。

 

最大化は選択肢の多い世の中では達成不可能なもので、なおかつ最高のものを手に入れられたとしても満足度は下がるそうです。

 

そしてこの法則が自己啓発書にも当てはまり、

自己啓発書を読んで変われない人は「自己啓発書を最大化しようとしている」のでは無いでしょうか?

 

手に入れた最初の1冊を読み終えて、実行に移す際に

「この自己啓発プログラムは本当に効果が最大なのだろうか?」

「もっと他に科学的で効果的な理論があるのではないか?」

と思い立ち、次から次へと自己啓発書を買ってしまうのです。

 

「自己啓発書を***冊読んだけど効果無かった」と言う人も、自分を変えることよりその手前のどの自己啓発書を参考にするのか、の部分で止まっていたのではないでしょうか。

 

なのでこの不毛な自己啓発ループを止めるには適当に選んだ1冊で満足し、それを行動に移す事が得策です。

 

もちろん、こうした一連の流れは別の読書になら役立ちます。

自分の興味がある分野の本を、1冊読んだからといって満足していては知識は身に付きません。

「本当に正しいと言える知識はどれだ!」と最大化する事はある程度効果的でしょう。

 

しかし、こと自己啓発に限っては違います。

 

これは行動に移してこその分野ですから、本探しは程々にして行動した方がむしろ最大化と言えるでしょう。

 

実際、自己啓発書で成功した人たちは満足化人間であったからなのでしょうね。

 

というわけで自己啓発と最大化、満足化人間についての発見でした。

 

ではでは✋